生物学学位プログラム博士後期課程2年の小林明日香さん(指導教員:鈴木石根)がトビタテ!留学JAPANのプログラムでフィンランドに留学した際の体験記が、日本光合成学会の学会誌「光合成研究」に紹介されました。
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トピックス
- 2025年03月24日
- 2025年度入学生オリエンテーション
- 2025年03月14日
- 2025-2026年の大学入試日程の公開
- 2025年03月14日
- 2025年度大学院説明会の開催決定
学生の論文
小林明日香さんによる研究成果
鈴木石根研究室の小林明日香さん(博士後期課程2年)による研究により、シアノバクテリアSynechocystis sp. PCC 6803における、新規な脂肪酸伸長経路が報告されました。さらに、新規脂肪酸C16:1Δ7を必須の脂肪酸C18:1Δ9に伸長するこの経路は、低温感受性であることも明らかになりました。本研究の成果はBiochimica et Biophysica Acta (BBA) - Molecular and Cell Biology of Lipidsに掲載されました。
番場浩平さんらによる研究成果
稲垣研究室の番場浩平(博士前期課程2年)さんらによる研究により、系統樹の二分岐を評価する新規手法が提唱されました。この手法は広く使われている従来手法のブートストラップ法を補完する役割を持ちます。さらにこの提案手法を系統樹の各二分岐に対して順次実行するソフトウェア『AUTOEB』の開発も行われました。これらの成果は様々な分子系統樹におけるより深い考察の一助となることが期待されます。本研究の成果はIPSJ Transactions on Bioinformaticsに掲載されました。
林牧子さんらによる研究成果
中野裕昭研究室の林牧子(博士後期課程3年)さんらによる研究により、アオウミウシの卵から成体までの成長過程が明らかになりました。実験室内におけるイロウミウシ科の卵から成体までの飼育の、世界初の報告です。本研究の成果はScientific Reportsに掲載されました。

黒木祥友さん水野陽介さんらによる研究成果
丹羽研究室の水野陽介さん(博士後期課程3年)と黒木祥友さん(博士後期課程:当時)らによる研究により、モデル動物キイロショウジョウバエの腸管幹細胞での「特異的」遺伝子発現操作ツールとして関連研究分野で世界的に広く用いられてきた手法論が、実は昆虫の発生と生理に顕著な影響を与える幼若ホルモンの産生器官(アラタ体)での遺伝子発現にも影響を与えていることを報告しました。本成果は、従来の研究でこのツールを用いることの問題点を提示し、関連研究分野に対して警鐘を鳴らした意義があります。本研究の成果は Scientific Reportsに掲載されました。










