専攻概要

特色

生物科学専攻(博士前・後期課程)は、の系統分類・進化学、生態学、植物発生・生理学、動物発生・生理学、分子細胞生物学、ゲノム情報学、先端細胞生物科学、先端分子生物科学の8分野において独創的な研究の遂行に必要な研究能力とその基盤となる豊かな学識を持つ研究者および高度職業人の養成を目的としています。基礎生物科学を中心としていますが、前期課程においては応用も視野に入れた教育研究活動を展開しています。8つの分野はそれぞれ独立したものではなく、相互に補完し合いながら研究・教育を推進する体制となっています。また本専攻は、筑波研究学園都市や東京都内の研究水準の高い研究機関(産業技術総合研究所、理化学研究所、農業生物資源研究所、東京都臨床医学総合研究所、国立感染症研究所など)と連携大学院方式による協力関係を結んで広範な教育研究活動を行っています。8分野にはこれら研究機関に所属する研究者が客員教員として担当する分野もあり、学生を受け入れています。

8つの分野

系統分類・進化学
生命の誕生以来、生物は三十数億年にわたり命をつなぎ多様化し続けて「生命の樹」を形づくってきました。本分野では、分子から細胞、個体、そして各分類群のレベルで多様性を生む進化原理を探求するとともに、生物の系統関係と多様性の理解を進めることにより、進化の視点を基礎として多様な生命現象を研究する能力を養うための教育研究を行います。
生態学
生理、行動、個体群動態、生物間相互作用に注目した群集動態、そして非生物的要素も考慮した物質循環へとスケールアップしながら、生態学の基礎的側面を探求しています。さらにその知見を里山や沿岸・海洋生態系の保全などに応用しつつ、生物多様性の減少や地球温暖化の進行など、緊急の対応が求められている21 世紀の生態学的問題にも積極的に取り組んでいきます。
動物発生・生理学
発生生物学と動物生理学は21世紀の生物学を代表する先端的研究分野であり、分 子生物学、遺伝学、神経生物学などを統合する新しい学問領域が形成されつつあります。本分野では、ショウジョウバエ、ホヤ、線虫、イモリ、マウス等の多様な生 物を材料としつつ、遺伝子、分子、細胞レベルを包括する多様な研究と教育を推進しています。
分子細胞生物学
分子細胞生物学分野では、生命の基本単位である細胞の構造と機能に着眼し、原生生物から植物、さらには動物にいたる多様なモデル生物を活用しながら細胞機能の獲得・発揮・調節や細胞機能の破綻病理に関する基礎研究を行っています。これらを通して、細胞から個体レベルの生命活動の恒常性や基礎分子病理を探求できる研究力を養います。
ゲノム情報学
ゲノムに刻まれた遺伝情報の複製と子孫への伝達機構、発現とその調節機構を分子・細胞・個体レベルで探求するとともに、さまざまな生物のゲノム情報を解析し、「生命の樹」のもとで進化の視点を基礎として比較することにより、生命現象を普遍性と多様・個別性の両側面から理解することを目指して教育研究を行います。
先端細胞生物科学
先端的な技術を駆使し、医・薬・工・農学への応用も見据えて展開されている最前線の細胞生物科学に関する教育研究を行います。理化学研究所、産業技術総合研究所、国立感染症研究所、東京都医学研究機構など研究水準の高い研究機関との連携大学院方式による協力関係のもとで、これら機関に所属する研究者が客員教員として研究指導を担当します。
先端分子生物科学
先端的な技術を駆使し、医・薬・工・農学への応用も見据えて展開されている最前線の分子生物科学に関する教育研究を行います。理化学研究所、農業生物資源研究所など研究水準の高い研究機関との連携大学院方式による協力関係のもとで、これら機関に所属する研究者が客員教員として研究指導を担当します。